言葉拾い

11月21日にボージョレヌーボーが解禁となりました。
フランスはワイン生産量、消費量が共に高く、ワインは国民に深く愛されています。
しかしイタリアでもフランスと同じくらいワインが愛されています。

今日はワインに関するイタリアのことわざを紹介します。

人はワインを飲むと真実を話してしまうという意味です。
酔っ払うと口が軽くなってしまいますからね。

長い年月を共に過ごした友人はかけがえのない大切な人で、長い年月をかけて熟成したワインは美味しく、友人もワインも古いほうがいいという意味です。

赤ん坊にとってミルクは重要不可欠なものであるように、ワインは老人にとってもそうであるという意味です。

大きな箱より小さな箱の中に宝物が入っていたという昔話があるように、良い物というのは小さな箱に入っているという意味です。

寒さもだんだんと厳しくなってきて、りんごの美味しい季節となってきました。
水分たっぷり、蜜たっぷりのりんごを食べると、なんだか幸せな気持ちになります。

今日は世界のりんごに関することわざを紹介します。

見た目に惑わされるなということでしょうか？

これは人間社会においても、同じことが言えそうです。

※イディッシュ語はドイツ語の1方言とされ、アシュケナージ系・ユダヤ人によって使用されている
「隣の芝生は青い」と同じ意味でしょうか。

※コルシカ島は地中海西部、イタリア半島の西に位置するフランス領の島

ヘビ（a serpent）は聖書において、イヴをそそのかし善悪の知識の実を食べさせました。
イヴはアダムにもその実を食べるよう勧めて、結果エデンから追放されることとなりました。

このような悪事を働いたヘビですが、どのようなことわざに「ヘビ」は使われているのか見てみましょう。

女運の悪い人たちが集まって、こんな言葉を作ったのですかね。

陰口は人間関係を壊してしまうのでたちが悪いですね。

甘やかして子供を育てると、その子供はヘビのような心を持った人間になってしまうという意味でしょうか。

ヘビのような狡猾な者に打ち倒したいなら、自分の敵を利用して討たせろということですね。

にんにくは様々な料理にとって欠かさない食材でしょう。
そして風邪の予防や二日酔い、老化防止など様々な効果が期待できます。

古くから世界各地で使われてきた食材であり、ニンニクに関することわざも多く存在します。
今日はニンニクに関することわざを紹介します。

ニンニクはそれだけ悪臭を放っているということでしょうか。
オリーブオイルで炒めたニンニクの匂いは食欲をそそりますが。

ニンニクを食べると健康を維持できるんですね。

見当違いの返事が返ってきたときに使います。

押しつぶしてもビシャッと飛び散って、新天地を探し求めちゃうんですかね。

早朝の冷え込みが厳しくなってきて、冬が一歩一歩近づいてきています。
雪の深い地方に住んでいると、雪の重みで木がやられないように雪囲いをしたりなど冬支度が忙しくなってきます。

今日は雪に関することわざを紹介します。

笠に雪が積もっても、自分のものだと思えば重く感じない。
辛いことがあっても、自分のためだと思えば気にならないことを意味します。

稲作には大量の水が必要で、雪が多く降った年は水不足になる心配がないという意味です。

雪仏（雪だるまの古称）は水に入ると溶けてしまうことから、自ら身を滅ぼすことの例え。

品物をありあまるほど持っていても、買い手がいないことを意味します。

しなやかな柳の枝はいくら雪が積もっても折れません。
一方、硬い木の枝に雪が積もると折れてしまいます。
このことから、柔軟なものの方が耐える力が強いことを意味するようになりました。

誕生日などのお祝いのときに食べるケーキ。
世界最古のケーキはスイスの旧石器時代の村落跡から見つかっており、ケーキはヨーロッパを中心に発達してきました。

今日はケーキに関する言葉を紹介します。

悪習と同じくらいケーキは疎まれていたのでしょうか。

ケーキを食べてしまったら、そのケーキを持っておくことはできす、手元に置いておきたかったら食べることはできません。
２つ良いことはないという意味になります。

それくらいパンケーキは皆に愛されているのですね。

結婚に失敗したのでしょうか。