ヘビ(a serpent)は聖書において、イヴをそそのかし善悪の知識の実を食べさせました。
イヴはアダムにもその実を食べるよう勧めて、結果エデンから追放されることとなりました。
このような悪事を働いたヘビですが、どのようなことわざに「ヘビ」は使われているのか見てみましょう。
A woman has the form of an angel, the heart of a serpent, and the mind of an ass. (女性というものは見た目は天使、感情はヘビのようで、精神はロバのようである) ドイツの諺
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女運の悪い人たちが集まって、こんな言葉を作ったのですかね。
The whisperer's tongue is worse than serpent's venom. (陰口をささやく者の舌はヘビの毒より酷いものだ) ラテン語の諺
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陰口は人間関係を壊してしまうのでたちが悪いですね。
The mother who spoils her child, fattens a serpent. (子供を甘やかす母親はヘビを太らせる) スペインの諺
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甘やかして子供を育てると、その子供はヘビのような心を持った人間になってしまうという意味でしょうか。
It is good to strike the serpent's head with your enemy's hand. (ヘビの頭を打つなら、あなたの敵の手を使うのが良い) ルーマニアの諺
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ヘビのような狡猾な者に打ち倒したいなら、自分の敵を利用して討たせろということですね。