人事とカウンセリング -
私は以前会社で人事を担当していました。
新入社員はもちろん、中途社員など、採用から一年くらいまで彼らの面倒を見ています。
彼らは入社して2か月から半年ほど経つと、仕事や人間関係で壁にぶちあたることがよくあります。
ある人は、何気ない話から仕事の話になり泣いてしまったり、ある人は、テンションが落ちてきて、仕事に対する意欲が失せてしまったり、そのため様子を見ながら、定期的に相談の時間を設けることにしています。
私が相談にのるときは、とりあえず、その人の話を全て聞くことにしています。
誰が悪いとか何がいけないとか、一切、口を挟まず、ただただ聞くだけです。
それによって、話したことにスッキリする人もいれば、逆に思い出して怒りを露わにする人もいます。
全てを話してもらった後、今後、自分がどうしたいか、どんな環境で働きたいかなど要望を聞きます。
対応できることはその場で対応し、一人では対応できないことは上司と話合って解決するようにしています。
私自身、人の悩みを聞く立場で生きず待ってしまったときは、本物のコーチングセラピストに悩みを相談セッションを受けて活路を見出したり、人事指導のヒントをつかんだりしています。
自分が相談をしてみて、なおさら職場での相談役という立場のモチベーションが強くなるのです。
私もバブルがはじけた瞬間を体験した世代なので、彼らより社会での苦労はしてきたつもりです。
自分の体験等も少し交えて、本人にも解決の仕方を考えてもらうようにしています。
私は普段、若者に交じって一緒に騒いでいる事が多いので、改まった形でないケースの方が多いですが、一人でも多くの仲間が長く働いてくれるために、今後も相談されやすい雰囲気を作っていきたいと思っています。